迷い込んだお姫さま

初めてかもしれない。




こんなにも理夜くんの目をしっかりと見たのは。





真っ直ぐで真剣で、優しい目をしている。





「うぅ…」





何かが弾けたように、あたしの目から涙がたくさん溢れた。




「うわぁーん!うぇーん!!うぉーん!!!」




子どもみたいに泣きじゃくるあたしの手を引いて、理夜くんはあたしを抱きしめた。