迷い込んだお姫さま

「…う、うん。全然平気。」



あたし、あのとき勇ちゃんに告白されたんだ。



ちょっと忘れかけてたのに思い出しちゃった。




「…なんかあったら俺に言えよ。俺、ちょっと用事あるから。」



「うん。」



「気をつけろよ。」



理夜くんはあたしの頭を撫でると、踵を返して人混みの中に消えていった。




あ〜



あ〜!!!!!!



頭、頭撫でられた!!!



「妃禾顔真っ赤。」



「だって、だってー!」