迷い込んだお姫さま

「お前、誤魔化すなよ。」




さらにあたしに近づこうとする理夜くんを、諒真くんが止める。




「理夜、マジで店忙しいから、お願い!」




「……わかったよ。」




理夜くんはまだ不機嫌ながらも、お客さんに笑顔で接していた。





午後はクラスが一体となって、仕事がスムーズに進んだ。






みんなが一生懸命働き、文化祭一日目は大成功で終わった。