迷い込んだお姫さま

「妃禾ちゃんの前が理夜、その隣が蓮、僕の前が諒真、その前が京磨、だよ。」


勇ちゃんすごく楽しそう。


「そろそろ部屋入りたいんだけど。」


芳兼くんがだるそうに呟いた。


「みんなー!鍵は部屋のテーブルの上ね!あと中に荷物が置いてあるから!とりあえず今日はゆっくりしてなさい!!」



いつの間にかあたし達の傍からいなくなっていた三谷校長の声が、遠くから聞こえた。


「はーい!わかりましたー!」


すると、そそくさと芳兼くんが部屋に入っていった。


「じゃあ僕達も部屋に入りますか。」


勇ちゃんの言葉でみんなが散らばっていく。


あたしも部屋入ろ。