迷い込んだお姫さま

「あ、若砂妃禾です。」


一応ペコッとお辞儀をした。


「みんな同じクラスじゃん。」


橋村くんが呟く。


「え、本当?」


こんなイケメンいたっけ?


……あ、そういえばあたしずっと外見てたかも。


「本当だよ。気づかなかった?」


勇ちゃんが楽しそうに喋る。


「ごめん、全然……。」


「そういえば席も近いね。」


勇ちゃんが思い出したように呟く。


「え、嘘。」


全く気づかなかった……。