迷い込んだお姫さま

「じゃあ、帰るか。」


理夜くんが何気なく、呟いた。



「え?帰るの?」


知らないうちにあたしはそう言っていた。


「もしかして、もっと俺といたかった。」


理夜くんは悪戯に笑う。


「ち、違うよ!理夜くん、どこかのお店に用があるのかな?って……。」


本当にそう思っただけだもん!


別にもっと一緒にいたかったわけじゃ……!!


…なくもない?



「いいよ。門限までデートしてあげる。」


理夜くんは面白そうに笑った。