迷い込んだお姫さま

そんなことを考えると、自然とため息が出た。



…ま、こんなところに立ち止まっていてもしょうがないから、帰ろっか。


あたしはそう思い、なるべく理夜くんに気づかれないように歩き出した。




十メートル…



五メートル…



近づくにつれて三人の輝きが増して、美男美女さが際立つ。


周りの人達もチラチラと三人を見ながら、傍を通りすぎていく。



あー、どうしても気になる!



あたしはその気持ちを抑え、俯きながらなんとか三人の横を通りすぎようとした。