迷い込んだお姫さま

「あ、来たわよ、お隣さん。」


校長の指差した方を見ると、一人の男子生徒が歩いてくるのが見えた。


「あ、理夜。」


勇ちゃんはそう呟くと、その男子生徒の下へ駆け寄った。


え、知り合い?


だんだんこっちに向かってくる男子に、あたしは目を奪われた。