「妃禾ちゃん、先生の話聞いてなかったでしょー!」


久しぶりの勇ちゃん。


バレてたのか……。


「あ、うん。何か重要なこと言ってた?」


全然、話耳に入ってなかったからな……。


「ううん。特には何も。」


「それよりさ、四組に転入生来たの知ってる?」


勇ちゃんが興奮ぎみに言った。


「え、そうなの?」


「そうそう。見に行こうよ!」