迷い込んだお姫さま

「…で、何だっけ?」


笑いがおさまり、理夜くんがまたコップに口をつける。


「何って……」


「あー、あれね。確かに俺は毎日女と遊んでた。」


やっぱり……


「でも、俺から女に近づいたことはない。」


「あたしにキスしたじゃん……」


呟いたつもりが聞こえていたらしい。


「あれは別。


……中学の頃は、まあ、ただ女とキスするだけ。


キスしただけで向こうが勝手に堕ちていく。


だから、俺はそれ以上はしてない。」