迷い込んだお姫さま

「あのさ、何て呼べばいい?」


今は寮に行くための長い廊下を歩いている。


「ん?何でもいいよ。」


「うーん……じゃあ、勇ちゃん!とか……?」


人の呼び方を決めるのって、なんか恥ずかしい。


「うん、いいよ。」


勇ちゃんは快く頷いてくれた。


やっぱり男子は苦手だけど、女の子みたいな子といると楽しいし、落ち着く。