迷い込んだお姫さま

その時


「うわっ!!」


いきなり理夜くんの顔が目の前に現れて、持っていたお皿を落としそうになる。


「え、なに!?」


あと少しで鼻と鼻がぶつかりそうな距離。


あまりの近さに顔が赤くなる。


こんなに近いのに、汚れ一つないスベスベの肌。


理夜くんの透き通った瞳に吸い込まれそう。


「最近、元気なさそうだったから。」


すると、理夜くんの手が伸びてきてあたしの頬に触れた。


「ぇ……」


あたしの心臓はバクバク。


そして、






チュッ






理夜くんの唇があたしの頬に一瞬触れた。