迷い込んだお姫さま

廊下をキョロキョロしながら歩いていると、後ろから声をかけられた。


「あ、妃禾ちゃん!」


振り向くと、大きく手を振っている勇ちゃんがいた。


「あ、勇ちゃん。」




「妃禾ちゃん、メイド服できたからちょっと来て。」


メイド服……


忘れてた。


「う、うん。」


勇ちゃんは、あたしの手を引っ張って歩き出した。