「じゃあ、ここら辺で休憩いれますか!」


タイミング良く文化祭実行委員が全体に声をかけた。


そうだ、勇ちゃんに、聞こう!


中学時代から仲がいいなら、何か知ってるかもしれない。






早速あたしは近くにいた勇ちゃんに話しかけた。


「ねぇ、勇ちゃん。」


近くに理夜くんはいない。


ベストタイミング。


「んー?なに?」


勇ちゃんが振り向く。


「あのね。あのー、えーと……」


「どうしたの?」


こういうのって、聞いていいのかな?


触れちゃいけない過去なのかな?


うぅ〜…あたしの良心が痛む。