迷い込んだお姫さま

チャイムが鳴った。


一瞬、理夜くんの動きが止まった。


これで止めてくれると、ホッとしたあたし。




だけど理夜くんに止める気はないらしく、再び手と舌が動き始める。


「ちょっ…と……」




―ピーンポーン




いないの?

と、確認する様にもう一度チャイムが鳴る。


それでもやっぱり理夜くんは止まらない。