「いや、妃禾ちゃんは絶対必要。」


後ろから声がして振り向くと、諒真くんがいた。


「な?理夜。」


近くにいた理夜くんに同意を求めると、理夜くんが近づいてきた。


「何が?」


「妃禾ちゃんのメイド服、見たいよね?」


諒真くんがもう一度同意を求めた。


見たいなんて、理夜くんが言うわけないのにね……






「……さあ?」






理夜くんは素っ気なくそう言った。


さあ?

って、それはそれでなんか……ね。


頷くとは思ってなかったけど、さあ?って……