迷い込んだお姫さま

次の日も、その次の日も文化祭の準備は続き、




「勇ちゃん、似合う!」




勇ちゃんの衣装、メイド服が完成しました。


「可愛すぎる〜!」


通りかかる男子は必ず二度見をして、“可愛い”だの、“あんな女子いたっけ?”だの、絶賛。


それを聞くたびにあたしは嬉しくなる。


と、同時に“あたしは不要なのでは?”と不安にもなる。


「やっぱあたしはいらないよ……」


小さくため息をついた。