迷い込んだお姫さま

「ううん、夕飯作ってくれてるのにあたしだけ何もしないのは申し訳ないし。」


「それに、なにより楽しいから。」


あたしがそう言うと、蓮くんはニコッと微笑んでくれた。


なんだか嬉しくなってあたしも微笑み返した。




「あの、ちょっと質問していい?」


蓮くんがマンガ家だと知って、いくつか聞いてみたいことがあった。


「うん、どうぞ。」


蓮くんはフライパンを器用に動かしながらそう言った。