迷い込んだお姫さま

「……早く来い。」


キレなかったのは良かったけど……ね。


勇ちゃんは、はーいとつまらなさそうに返事をして、渋々みんなの後についていった。





なんだかんだいって、みんなお互いの事よくわかってるんだよね。


本当にいい友達ができたな……。





「妃禾ちゃんと同じ部屋がいいのはみんな同じなんだから、勇紀も我慢しなさい。」


二階から諒真くんの声が聞こえた。


え、


みんなあたしと同じ部屋がよかったんですか……?


なぜ……?


みんな仲良しなんだから、いっそのこと男の子はみんな同じ部屋に泊まればいいのに……。