「いや、こっちがいいだろ。」


「…でも、これは必要だろ。」


順調に事が進んでいると思っていたけど、問題がおきた。


「それを言ったら、こっちも必要だろ。」


「それ言ってたら切りないと思うけど。」


「じゃあどうすればいいんだよー。」


あたしを含め、みんなが考えに行き詰まって沈黙がながれたとき、


「こうすればいいんじゃね?」


その言葉と共に後ろから理夜くんが現れた。


何かを紙に描く理夜くんの手元を暫くみんなが眺める。






「…あぁ、そういうことか。」