「ち、違う……」


そんなあたしを見て、理夜くんは楽しそうに笑う。


そして理夜くんはあたしの腕を掴んだまま歩き出した。





「…ここがトイレでここが風呂。あ、あと……」


順々に家の中を案内され、最後に着いたのが今日から暫くお世話になるあたしの部屋。


二階の一番奥。


「きれいな部屋……。」


あたしが住んでいる寮でも十分なのに、さらに大きいしきれい。


でも、この家結構広いから、迷わないかなぁ……?