迷い込んだお姫さま

目の前の校長先生は綺麗な顔立ちで、肌が白くて、スラッとしていて、とにかく美しい。


歳は、たぶん二十代後半ぐらいだろう。


「若砂さん。」


「あ、はい。」


この学校の校長先生ってこんな人だったんだ……


入学式の時意識とんでたから気づかなかった。


「いきなりだけど、妃禾ちゃんって呼んでもいい?」

「……え?あ、大丈夫です。」


何を言われるかビクビクしていたけど、今の一言でホッとした。