「つまんないなー。」


だって、見たらがっかりするよ……


「ノリ悪いー。」


だって……


「お願いしますよー。」





「ゆ、勇ちゃんとだったらやる!」



勇ちゃんを指差して。


あーあ、言っちゃった……。


でも、みんなに頼まれたら拒否できないじゃん!


すると今度は勇ちゃんに視線が注がれる。


クラスの男子の目がキラキラ輝いているのがわかった。