――


「うん、大丈夫だよ。」


その後、勇ちゃんに用件を伝えて家に泊めてくれないかと尋ねてみると、即答で良い答えが返ってきた。


「本当にいいの?お家の人に迷惑じゃない?」


「大丈夫。僕の親そういうの大丈夫だし。それに、そんな可愛い顔で言われたら断るなんてできないよ。」


え、可愛い!?


「可愛くはないけど、じゃあお願……」


「二人とも、さっきから何をコソコソ話してるの?」


ん?


振り返ってみると、京磨くんがジトーっとした目であたしと勇ちゃんを見ていた。