「そういう犬童くんは、手、大丈夫ですか?」 渉に比べたらそれほど目立たないが、ぺたぺたと絆創膏が貼られた手はそのままで―― 「あれ、それって」 「っ、見んな、変態!」 足を蹴られた。 半日経とう廃れた絆創膏は衛生上良くないし、まさか絆創膏買えない歳でもなし。家に帰ったならば、自分なりに手当てすればいいものの、犬童の指を宛がう絆創膏は、渉が貼ったそれで―― 「変な想像してんな、ケツにきゅうりぶっ込むぞ!」 とんでもないこと言う犬童には、絆創膏取り替えるのが面倒だったにしておく。