「そーいえば!
俺のことも昨日は、『輝』って呼んでたのに・・・」 



八雲くんも同じことを言い出した。


まずい・・・。


さすがに、今から「昨日のことは覚えてないんです」って言えない・・・。



ここは何とか逃げ切るしかない!



「そーだっけ?」



内心、ヒヤヒヤしている私を気にせず、二人に話しかける万里紗。



「ところで、どーしてワタシ達とは違う学部の二人がここにいるの?」




「それは・・・」




「輝くん達の学部の校舎にも学生食堂はあるよね?」