「待ってろって」


「うん」


それから、ビーチに荷物を置いて、
もういちど海に入って
わいわいはしゃいだ。


何年ぶりだろう。


こんなにも海ではしゃいだのなんか。


気づいたらもう夕方で、
浮輪にぷかぷか浮いて夕日を見ていた。


「ゆあ」


「ん?」


「こっち向いて?」


ゆっくりと篤真の方をみると、
優しくキスをした。


「ちょっ」


「今夜もいっぱいはしゃごうね」


この変態さんのおかげで、
新婚旅行はぜんぜん寝れなかった私でした。