国際部は、少しだけ落ち着いていた。 編集部などは、 サマーフェスタなどの広告類で忙しい。 みんな、クーラーがほどよく効いた 国際部室に屯っていた。 とはいえ、節電。 外よりはまし、というだけで まぁまぁ暑い。 私は資料室から持ってきたものを部長に渡して 残業にならないように仕事を片付け始めた。 帰って、篤真のご飯を用意する。 それが私の日課になっていた。