2人で手を繋いで外を歩く。 「寒くない?」 「うん、寒くないよ」 となりに、篤真がいるから。 「きれいだね」 「うん。」 「あ、あれうさぎじゃない?」 「ほんとだ。かわいい」 こうやって、普通に話すこともできるなんて。 あの時は人の目を気にして話してた。 「すごい、嬉しい」 「え?」