「………遠いわ。」
「まあ遅かったし仕方ない。それに、俺目ェいいから大丈夫。」
やってきたショー会場。
すでに観客は満員御礼で……。
私たちは、最後方の観覧席へと座る。
「ニシハル。そーゆー問題じゃあないんです。最前列でアシカさんの水しぶきを浴びる…、コレ、醍醐味。」
「つか、冬だし!寒いから絶対嫌。」
「……。小さい男。」
「……ああ?(イラッ)」
こんなやりとりをしながらも……
私はやっぱり彼の目を見れない。
そう……、
余りにも貴方との距離が……
急激に、近くなってきているから……。
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