氷の蝶



「そんなわけないだろ。その顔と実は表情の裏では感情豊かなところとか…全然変わってねぇじゃねぇか。」

頬が引きつる。


「あっお前変な勘違いしてるだろ今。顔の表情が変わった。」


!?

こいつ、人の心が分かるのか!?

表情だけで、考えてることなんて分かるはずない!


「まーた変わった。お前、本当に俺のこと忘れたのな。まったく…」


小鳥遊はいつの間にか手当を終えていた。

消毒液などを戻そうと席を立つ。

背を向けながら話す。


「しょうがないな…じゃあ、お前が思い出すまであの話はダメか。」