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なんか体が重い……。
苦しい……。
ま、まさか金縛り?
今まで金縛りなんかあったことないけど……。
目を開けてみようか。
でも女の幽霊とか乗ってたら、こえーよな。
どうしようか……。
…………って、次は鼻の中に何か入ってきた。
心の中でお経を唱えるけど、体の重みと鼻の中の感触は消えず。
お経が効かないなんて、どんな悪霊だよ。
俺は思いきって目を開けた。
「パパ!」
体の上に蒼太が乗っていて、鼻の中に指を入れている。
しかも、めっちゃ笑顔で。
悪霊の正体はお前か。
「パパー!」
「蒼太くん?とりあえず体から下りようか?って、その前に鼻から指を出そうか?」
「はい!」
蒼太は元気よく返事をすると、鼻から指を抜き、俺の体から離れた。
今、何時だ?
枕元に置いてあるスマホを手に取り時間を見る。
6時か……。
いつもなら、まだ寝ている時間だけど、蒼太がいるからそういうわけにもいかず。
起きるか。



