スーパーの駐車場に車を停めて、蒼太と手を繋いで店内に入る。
カートにカゴを乗せようとした時。
「これ、乗るの!」
蒼太が車型のカートを指差した。
「これに乗りたいのか?」
「うん!乗る!」
マジかよ……。
このカートを押す俺の気持ちも考えてくれ。
「パパ!はやく、はやくー!」
蒼太が車型カートのドアをバンバン叩く。
「はいはい、わかりましたよ……」
俺は溜息混じりにそう言って、車型カートのドアを開けてやった。
蒼太はカートに乗るとハンドルを握り、それを左右に回す。
「ブッブー!」
その姿に思わず吹き出しそうになる。
男の子って車好きだよな。



