「朝っぱらから、うるせぇよ!近所迷惑も考えろ!」



俺はそう言いながら玄関を思いっきり開けた。


…………あれ?


誰もいない。


逃げたのか?


何だよ!人の睡眠妨げやがって!


いい加減にしろ!


そう思いながら玄関を閉めようとした時……。


…………は?


ジャージのズボンの裾を誰かに引っ張られるような……。


えっ?


その瞬間、背中に変な汗が流れ、体中に寒気が襲ってきた。