「蒼太くん、おはよー!」 園庭にいた先生が蒼太に挨拶してくれる。 他の園児と遊んでいたその先生を見た蒼太は照れながら、先生に手を振っている。 もしかして今のが、ゆみ先生? 若くてお下げ髪をしている先生。 蒼太、面食いだな。 それからも園庭にいた先生たちが蒼太に挨拶してくれた。 園舎の玄関前に長テーブルが置かれ、そこに2人の女の先生が座っている。 1人は年配の先生、もう1人は若い先生。 蒼太は俺の手から離れて、そこへ走って行った。