「最初はさ、蒼太が邪魔で仕方なかったんだ。気楽な独身生活だったのに、生活が一変して……。しかも、いきなり現れて、俺の子だって言われて信じられなかったんだよ……」
「はい……」
「それが一緒に生活していくうちに、蒼太のことが可愛くて仕方なくて……。彼女から蒼太を返して欲しいと言われた時も手放したくなかったんだ……」
「はい……」
「今日、彼女に聞いてみたんだよ」
「何をですか?」
「また、いつか蒼太に会わせて欲しいって……。彼女の答えはノーだったよ……。なぁ、今井?」
「はい」
「俺はこれからどうすればいい?」
今井に聞いたって答えなんて出ない。
そんなのわかってるのに……。
「先生、相談に乗ってもらってもいいですか?」
「えっ?」
相談?
こんな時に?
何で?



