遊園地の中に入ると、大きなクリスマスツリーがあって、その前で記念撮影のサービスをしていた。
「撮ってもらう?」
「えー!いいよー!それより早く行こう?」
綾菜は笑いながらそれを拒否したけど、俺は蒼太の手を引っ張ってクリスマスツリーの前の記念撮影サービスの列に並んだ。
「もー!だから、いいって!」
「いいじゃん」
しばらく並んでいると、俺たちの番になった。
自分のデジカメやスマホを渡して撮ってもらうシステムになっていて、俺は自分のスマホを撮影をしてくれるキャストに渡した。
クリスマスツリーの前に蒼太を真ん中にして並ぶ。
「パパもママも笑顔で!ハイ!チーズ!」
写真を撮ってもらい、スマホを受け取る。
写真を見ると、ピースをしている蒼太。
笑顔の俺と綾菜。
「写真、送ろうか?」
「ううん、いらない」
綾菜はそう言って、蒼太の手を繋いで先に歩いて行ってしまった。



