「先生、ちょっと宜しいですか?」 「はい、何でしょう?」 今井のお姉さんからの顔から、さっきの笑顔は消えていて、真顔で俺に小声でそう言ってきた。 「子供たちは香恋おねーちゃんについてリビングに行ってね!」 今井のお姉さんは子供たちに笑顔でそう言った。 素直に従う子供たち。 今井は何か察したのか、何も言わずに子供たちを連れてリビングに入って行った。 「こちらへどうぞ?」 リビングの向かいのドアを開ける今井のお姉さん。 電気をつけると、そこは8畳ほどの和室になっていた。