【先生×生徒シリーズ】ある日突然、パパになった俺の物語




今井の隣に座った。



「コーヒーと紅茶、どっちがいい?」


「紅茶で」



今井はそう言って、紅茶の缶を受け取る。



「先生、何かありました?」


「どうしてそう思う?」


「さっきも言いましたが、なんとなくそんな感じがしたので。直感です」


「そっか……」



俺は缶コーヒーのプルタブを開け、一口飲んだ。



「蒼太の母親から電話があって、蒼太を返して欲しいと言ってきたんだ」


「そうですか……」



今井も紅茶の缶のプルタブを開けて一口飲む。



「先生はどうしたいんですか?」


「どうしたらいいのか、わかんねぇんだわ……。蒼太の母親には少し待っていて欲しいと言ったんだけど」



頭の中がグチャグチャだよ。


俺はどうすればいいんだ……。