いつものように今井を家まで車で送って行くことにした。
後ろの席では子供たちは完全に爆睡している。
「遊び疲れて寝ちゃったみたいだな」
「そうですね」
「今日はありがとうな」
「いえ。あの、先生?」
「ん?」
「私と一緒にいて、迷惑ではないですか?」
「えっ?なんで?」
今井が突然そんなことを言ってきたのかわからなかった。
「先生は学校でも人気ありますし……」
「えっ?そうなの?」
確かに生徒の相談にはよく乗るけど、だからって人気あるのかどうかなんて自分ではわからなかった。
「どんだけ鈍感なんですか」
今井はそう言って無表情で俺の方をチラリと見た。
鈍感って……。



