「うわぁぁぁぁん!!ゴメンなさーい!」
俺が綾瀬先生に話の続きをしようとした時、れいなちゃんが泣き出してしまった。
「ちょ、れいな!?」
「れいなちゃん?何があったのか教えてくれる?」
俺は、れいなちゃんに優しくそう聞いてみた。
「蒼ちゃんのお弁当……」
「お弁当?」
「お弁当をバカにしちゃったのー!だから蒼ちゃんは怒って、うわぁぁぁぁん!!」
れいなちゃんは泣きながらそう教えてくれた。
「なるほどね。そういうことだったんだね。正直に話してくれて、ありがとうな」
俺は、れいなちゃんにそう言うと蒼太の方を向いた。
「なぁ、蒼太?」
「ふっ、ふぇ……えっ……」
蒼太は俺に抱きついてきた。
「蒼太?れいなちゃんにお弁当をバカにされちゃったか……」
蒼太はコクンと頷いた。
そうだよな。
コンビニのおにぎりじゃバカにされちゃうよな。
「ゴメンな」
蒼太の頭を撫でてやると、蒼太は大声を出して泣き出した。
れいなちゃんと蒼太。
2人の大きな泣き声が和室に響き渡る。



