女性警官に手を引かれ、蒼太が俺の前に来た。 蒼太は俺と目を合わせず、下を向いたまま。 そんな蒼太を俺はギュッと力強く抱きしめた。 「…………う、うわぁぁぁん!!!」 蒼太が俺の体にギュッと抱きつき、大声で泣き出した。 「パパァ!!うわぁぁぁん!!」 「蒼太……無事で良かった……」 「ゴメン、なしゃい」 涙でグチャグチャの顔。 俺は手を涙を拭ってやる。 「帰ろっか?」 「うん」 俺は警官にお礼を言って、今井と交番を後にした。