「蒼太、風呂洗って来るから」 「はい……」 「その間、蒼太は服着替えて、手を洗っておくこと。風呂洗い終わったら、晩ご飯を作るから」 「はい……」 俺に背を向けたまま返事をする蒼太。 いつもなら“はいっ!”と手を上げて大きな声で返事をして笑顔を見せてくれるのに……。 こういう時って、どうしたらいいんだ。 俺は蒼太の背中を見つめながらリビングを出て風呂場に向かった。