「私はまだ男性とお付き合いしたこともありませんし、子供が出来るような行為もしたことありませんので」
「えっ?あ、うん……」
そんなことを淡々と無表情で言う今井。
「ただ、私は香音と空斗を生後2ヶ月から面倒見てるので、セックスクに関しては先生の方が詳しいと思いますが、子育てに関しては私の方が詳しいです」
「そ、そっか……」
自分でもわかるような引き攣った笑顔で今井を見た。
って、俺って、やっぱりチャラく見られてるわけ?
別に女遊び激しくもねぇし。
アッチに関しても今井が言うように詳しいわけではないんだけどな……。
「俺さぁ、蒼太とは一緒に暮らし始めて、まだ数ヶ月なんだよ」
「そうなんですか」
「あぁ。彼女が妊娠した事も知らずに、ある日突然、アナタの子ですって、4歳児の蒼太が俺のところに来たわけなんだわ。蒼太は俺の籍に入ってるわけでもないし、名字も違う。いきなり4歳児の子育てをする事になったんだよ。だから子育ての理想論ってのがよくわかってねぇんだよ」
って、俺、今井に何でこんな話をしてるんだよ。



