家に帰って、蒼太に晩ご飯を食べさす。
今日はコンビニで買ってきたものにした。
それからお風呂に入って、歯を磨いたら、もう寝る時間になっていた。
「蒼太、寝る時間だぞ」
テレビを見ている蒼太は、返事をしないでテレビに見入っていた。
「蒼太!」
「これ見たら寝る!」
時間はすでに21時を過ぎていた。
「ダメ!」
「やだっ!」
いつもの俺なら蒼太を抱き上げて寝室に連れて行くのに。
今日の俺は自分でもビックリするような行動をしていた。
「いい加減にしろよ!」
そう怒鳴り、ソファの上に置いてあった蒼太のカバンを手に持って床に投げつけていた。
その音に驚いた蒼太。
こっちを見て固まっている。
みるみるうちに目に涙が溜まっていき……。