「何でしょうか?」


「ここではちょっと……。園長室に来て頂けますか?」


「はぁ……」



この園長、苦手なんだよなぁ……。


早く帰りたいのに。


何の話があるんだよ。



「蒼太くん、パパは園長先生と大事な話があるから、先生と遊んで待っとこう?」



綾瀬先生はそう言って、蒼太の手を取った。



「お願いします」



俺は綾瀬先生にそう言って、職員室を出て園長室に行った。