「なぁ、晴翔?本当にお前の子なのか?」
親父が神妙な面持ちでそう聞いてきた。
「えっ?」
「いや、だから綾菜さんに騙されてるってことはないのか?」
「綾菜は人を騙したり嘘をつくような子じゃないよ」
綾菜と付き合ってたから綾菜の性格はよくわかってる。
「だけど……。ディーなんとかはしたのか?」
「DNA鑑定か?」
「そう、それ」
「いや、やってない」
「だったら……」
いきなりアナタの孫ですと言われて信じられない気持ちはわかる。
だから認めたくなくてそう言うのもわかる。
俺も最初はそうだったから。
でも……。
「蒼太の生まれ月からして身に覚えがあるし、だから間違いないと思う」
「そっか……」
親父はそう言ったきり何も言わなくなった。



