「タロー、見に行く!」 蒼太はそう行って、立ち上がった。 「おぉ、見に行って来い!」 「じゃあ、行こうか?」 夏美が蒼太の手を握る。 「うん!」 蒼太は夏美に笑顔でそう返事をして、大広間を出て行った。 夏美と蒼太が出て行った大広間。 みんなが俺に注目している。 「すみません、お待たせしました」 俺はそう言って、一礼する。 「早く説明しろ」 親父がそう言った。 「わかったよ」 俺は、みんなの前で、あの日の朝の出来事から話し始めた。