夏美の叫びに、玄関には親父とお袋、兄貴の瑛翔(アキト)、兄嫁の理子(リコ)さん、夏美、その他親戚連中が勢揃い。
玄関がちょっと賑やかだ。
みんな、蒼太を見ながら、あーでもないこーでもない言ってる。
「ふっ……ふぇ……」
目に涙をたくさん溜めた蒼太。
「…………わぁぁぁぁん!!!」
俺の腰にガッシリ抱きついたまま泣き出してしまった。
蒼太を抱き上げる。
「ちゃんと説明するから。とりあえずここから散ってくれ」
俺の言葉に、みんながゾロゾロと奥に帰って行く。
「蒼太?大丈夫だから。もう泣くな」
俺は蒼太の頭を撫でながらそう言った。
肩をビクビク揺らしながら泣く蒼太は、俺の言葉に口をグッと結んで泣くのを堪えている。
連れて来るんじゃなかった……。
保育園に預けて来れば良かったよ。
ゴメンな、蒼太。



