チャイルドシートに乗った蒼太は、はしゃいでいる。 蒼太と遠出するのは初めてかもしれない。 でも、それが実家だなんて……。 「パパ?どこ行くの?」 「秘密。着いてからのお楽しみ」 「えー!」 楽しそうにそう言った蒼太。 実家なんて言えねー。 てか、実家と言ってもわかんないだろうし。 車は街を抜けて、田舎町になっていく。 周りは畑に田んぼばかり。 もうすぐ実家に着く。 俺の胸はドキドキとしていた。